ダメ、ゼッタイ!レーザー目つぶしは軍隊でも使用禁止

スペシャリスト:
Sponsored link

151212landing

飛行機にはレーザーではなく、カメラのレンズを向けよう

レーザーポインターなどの光線を人に向ける事件が多発しています。試合中のスポーツ選手への嫌がらせが以前から知られていますが、最近は飛行機のパイロットがレーザーを受けるトラブルも増え、日本国内でも逮捕者が出ました。

強力なレーザー光線が目に入ると、網膜を痛めて視力が低下したり、最悪の場合は失明することすらあります。飛行中のパイロットにそんなことをすればどれほど危険か、容易に想像できるでしょう。

軍隊にはレーザー光線を使用した兵器もありますが、パイロットの目に向けることは禁止されています。SFアニメのように飛行機を爆発させるほど強力なレーザー砲を作るのは大変ですが、パイロットを失明させる程度のレーザー発射機なら簡単です。しかし、飛行中に失明させられたパイロットの恐怖と絶望を考えると、あまりにも残酷な兵器です。

Sponsored link

そこで、人を失明させることを目的にした兵器は、国際条約で禁止されました。同じ条約では対人地雷やクラスター爆弾などが禁止されています。人を失明させるレーザーはそれらと同じくらい、非人道的だと考えられたのです。

条約が禁止しているのは、人を失明させるために特別に設計された兵器です。しかしレーザーポインターでも、結果的に人を失明させて飛行機を危険に陥れれば同じように、非人道的な攻撃と言えるでしょう。たとえ墜落しなくても、パイロットの視力が回復しなければ仕事を引退しなければなりません。レーザーでの目つぶしは絶対にやってはいけないのです。
失明をもたらすレーザー兵器に関する議定書の発効について(外務省)

Sponsored link
大貫 剛
東京都庁に技術職職員として11年間勤務後、民間宇宙開発を志して退職。ベンチャーを経て、宇宙開発や前職の経験を生かして公共事業に関する解説などの、情報発信をしている。宇宙作家クラブ会員。

スポンサー



NEWS

コラム

  • イベント情報