強力なメガメーザー銀河「IRAS 16399-0937」 内部にブラックホール ハッブル宇宙望遠鏡観測

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稼働年月が26年をこえ、まだまだ元気に稼働し続けるハッブル宇宙望遠鏡。そのハッブルから、あらたに強力なマイクロ波を放つメガメーザー銀河「IRAS 16399-0937」の画像が届けられました。
 
メガメーザーとは強力なエネルギー(今回はマイクロ波)の放出過程のことで、その明るさは銀河系で発見される通常のメーザーの1億倍にも達します。また、今回ハッブルの掃天用高性能カメラ(ACS)と近赤外カメラ及び多天体分光器(NICMOS)によって観測されたIRAS 16399-0937は地球から約3億7000万光年先に存在し、2つの銀河核によって形成されています。
 
2つの銀河核は、北の「IRAS-16399N」と南の「IRAS-16399S」と名付けられています。そして南のIRAS-16399Sからは急速なスピードで星が誕生し、北のIRAS-16399Nには太陽質量の100倍近いブラックホールが存在するのです。2つの銀河核は1万1000光年も離れており、周囲のガスやチリと影響しあって上のような美しい天体を作り出しています。
 
現在稼働しているハッブル宇宙望遠鏡は5年の稼働期間の延長が発表され、さらに後継となるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡も2018年頃に打ち上げられます。今年もハッブルの活躍によって、美しい天体の姿をたくさん見られそうですね!
 
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, Acknowledgement: Judy Schmidt (geckzilla)
■Hubble Spies a Galactic Laser Beam Blasting Microwaves into Space
https://www.inverse.com/article/25842-hubble-spies-a-rare-megamaser
■Hubble spots intensely bright galaxy that spews microwave beams like an ‘astronomical laser’
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4074066/Hubble-spots-intensely-bright-galaxy-spews-microwave-beams-like-astronomical-laser.html

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塚本直樹
IT・ドローン・宇宙ジャーナリストとしてドローンや宇宙開発、それにスマートフォン・ウェアラブルなどテクノロジー分野まで執筆中。執筆媒体はギズモード・ジャパン、sorae.jp、ねとらぼ、healthy-living、VR Inside、DIGIMONO!、@DIMEなど。 お仕事は@naoki_tsukamotoかnaoki112104850184 at gmail.com まで。実績→https://goo.gl/o7ehz3

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