米国防総省、103機の小型ドローン「Perdix」ジェット戦闘機から試験投下 自律で編隊飛行

スペシャリスト:
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これが21世紀の空戦の姿なのかもしれません。米国防総省は1月9日、ジェット戦闘機から103機のドローンを投下するという大規模なテストを行ったことを発表しました。
 
Perdix」と名付けられたドローンの投下に利用されたのは、F/A-18 スーパーホーネット。ドローン同士はそれぞれが通信することで編隊飛行を行い、調査ミッションを成功させました。
 
さらに興味深いことに、このPerdixというドローンは飛行経路を事前に登録されたわけではありません。まるで自然界の動物のように組織的を形成し、決定を下す頭脳を共有しているのです。さらにドローンの集団にリーダーはおらず、自然と群れにドローンを追加したり、分離したりすることもできます。
 
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また戦闘機からの投下ということでドローンへのダメージも気になりますが、6回の投下実験の結果ではマッハ0.6やマイナス10度での投下状況にも耐えられるとしています。
 
ワシントン・ポストの報道によれば、このドローン「Perdix」は米国防総省による2000万ドル(約23億円)のドローン推進計画のもとに進められています。計画では1kgにも満たない(1ポンド前後)の安価で民生品を利用したドローンが、MQ-9 リーパーのような高額な軍用無人航空機(UAV)の任務の一部を置き換えることが期待されているのです。
 
現在、米国防総省は小型ドローンによるさまざまな軍事作戦の可能性を模索しています。「将来は戦闘機からパイロットが要らなくなる」なんて語られることもありますが、そんな未来はドローンのお陰で意外と早くきそうですね。
 
Image Credit: US Military, CBC
■A 100-Drone Swarm, Dropped from Jets, Plans Its Own Moves
https://www.technologyreview.com/s/603337/a-100-drone-swarm-dropped-from-jets-plans-its-own-moves/
■Pentagon tests the world’s largest hive-mind-controlled drone swarm that can jam weapons, spy on the enemy and launch deadly attacks
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4105554/Pentagon-tests-world-s-largest-hive-mind-controlled-drone-swarm-jam-weapons-spy-enemy-launch-deadly-attacks.html

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塚本直樹
IT・ドローン・宇宙ジャーナリスト/翻訳ライターとしてドローンや宇宙開発、それにスマートフォン・ウェアラブルなどテクノロジー分野まで執筆中。執筆媒体はギズモード・ジャパン、Business Insider Japan、Sorae、d.365、@DIME、GetNavi web、乗りものニュースなど。お仕事は@naoki_tsukamotoかnaoki112104850184 at gmail.com まで。

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