ブラックホールの超近くを星が周回する「X9」、チャンドラX線観測衛星が観測

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ミシガン州立大学の研究者はNASAの望遠鏡を利用して、ブラックホールの非常に近くを周回する恒星を発見しました。地球から1万4800光年先に存在するこの白色矮星の連星「X9」は球状星団「47 Tucanae」に存在し、わずか地球と月の2.5倍の距離をブラックホールに引っ張られながら周回しているのです。
 
チャンドラX線観測衛星を利用した観測では、この白色矮星はブラックホールの周りを28分の周期で公転しています。また最終的には白色矮星の物質はどんどんブラックホールに吸い取られ、やがて惑星程度の質量になるか、あるいは消失してしまう可能性もあります。
 
また、この星自身に関しても「どうやって連星になったのか」など、謎だらけです。もしかしたら、以前は巨大な恒星が分裂したのかもしれません。今回の発見をした共同研究者のJay Strader氏は、「長い間、球状星団にブラックホールが存在するケースはまれ、あるいは無いと考えていました。しかし今回の発見は、その考えを覆す証拠となります」と語っています。
 
Image Credit: NASA/CXC/M.Weiss
■Record-Setting Star Orbits Dangerously Close to Black Hole
http://www.space.com/36053-black-hole-closest-orbiting-star.html
■This star orbits a black hole once every half hour
https://www.slashgear.com/this-star-orbits-a-black-hole-once-every-half-hour-13478497/

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塚本直樹
IT・ドローン・宇宙ジャーナリストとしてドローンや宇宙開発、それにスマートフォン・ウェアラブルなどテクノロジー分野まで執筆中。執筆媒体はギズモード・ジャパン、sorae.jp、VR Inside、DIGIMONO!、@DIME、GetNavi web、乗りものニュースなど。 お仕事は@naoki_tsukamotoかnaoki112104850184 at gmail.com まで。実績→https://goo.gl/o7ehz3

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