風が吹いた!室屋選手、粘りの勝負でエアレース「ダブル連覇」

スペシャリスト:
Sponsored link

2017_06_04_airrace0
ダブル連覇!6月4日に開催されたレッドブル・エアレース2017千葉大会で、日本の室屋義秀選手が優勝した。室屋選手は昨年の千葉大会で初優勝、今期第2戦サンディエゴ大会で2度目の優勝を果たしており、千葉戦2年連続・今期2大会連続の優勝という快挙となった。

昨日より風が強くなった本戦ではペナルティが続発する乱戦となった。14選手が7組で一騎打ちする「ラウンド・オブ・14」で室屋選手はノーペナルティで飛行したものの、対戦相手のペトル・コプシュタイン選手(チェコ)にわずか0.007秒差で辛勝した。

勝ち抜いた8選手の一騎打ち「ラウンド・オブ・8」では、室屋選手はゲート通過時に機体が傾く「インコレクト・レベル」で2秒のペナルティを受け、勝利が難しくなった室屋選手はコックピット内で天を仰いだ。ところが対戦相手のマット・ホール選手(オーストラリア)もゲート通過前に宙返りを始めてしまう「クライミング・イン・ザ・ゲート」で同じ2秒のペナルティを受けたため、0.331秒差で室屋選手が勝利した。

Sponsored link

2017_06_04_airrace1

そして決勝の「ファイナル4」では、室屋選手が最初に飛行。ペトル・コプシュタイン選手(チェコ)は0.558秒遅れた。そして、タイムでは室屋選手を上回ったマルティン・ソンカ選手(チェコ)が「インコレクト・レベル」で2秒、マティアス・ドルダラー選手(ドイツ)はパイロンに衝突して3秒のペナルティを受けたため室屋選手の優勝が決まった。

強風で操縦のタイミングが微妙に変わる中、諦めずにギリギリの勝負に勝ち続けた室屋選手。大会前に「勝利の秘訣は自信を持って戦うこと」と語ったことが見事に現実となった。また今年の3戦の総合成績では、千葉で優勝した室屋選手と3位のソンカ選手が30点の同点でトップに並んだ。

 

Image Credit:大貫剛

Sponsored link
大貫 剛
東京都庁に技術職職員として11年間勤務後、民間宇宙開発を志して退職。ベンチャーを経て、宇宙開発や前職の経験を生かして公共事業に関する解説などの、情報発信をしている。宇宙作家クラブ会員。

スポンサー



NEWS

コラム

  • イベント情報